接触・破壊

最終更新日: 2026年5月10日

相互作用モデル詳細比較表を開く。表内の実装名から、対応するソースファイルを直接ダウンロードできる。

接触則の分類

分類YADELIGGGHTS-PUBLIC判定差分
線形ばね摩擦摩擦付き線形ばねモデル(Cundall-Strack)。法線力は線形ばね、接線力は履歴変位と摩擦上限で決まる。線形接触モデル(Hooke)に、接線履歴あり/なしを組み合わせる。両方等価な基本モデルはあるが、YADEは接触則(Law2)、LIGGGHTSは接触部品の組み合わせで指定する。
ヘルツ-ミンドリン接触ヘルツ-ミンドリン系の接触物性と接触則(MindlinPhys, HertzMindlin)。ヘルツ接触モデル(gran model hertz)と剛性指定型モデルがある。両方接線履歴、減衰、剛性指定の慣習が違う。
粘弾性接触粘性減衰つき材料/接触物性(ViscEl, FrictVisco, ViscoFrict)。線形接触やヘルツ接触の中で減衰を与え、必要に応じて粘性抵抗設定(fix viscous)を使う。両方YADEは材料/接触物性クラス、LIGGGHTSは接触パラメータとして扱う。
凝着・接着・結合凝着摩擦、岩盤破壊、コンクリート破壊、ワイヤ結合などのモデルがある。JKR系凝着、結合モデル、結合の生成/破断設定がある。両方YADE側は破壊材料モデル名、LIGGGHTS側は凝着・結合部品名として出てくる。
毛管力・液架橋液架橋を扱う毛管力エンジンと接触物性がある。液架橋・粘性毛管力の接触部品がある。両方LIGGGHTSは凝着部品として選ぶ。
潤滑・近接流体力粒子間の薄い流体膜による潤滑力モデルがある。標準接触部品としては限定的。流体-粒子連成側で扱う用途が中心。YADEのみ粒子間近接流体力を接触則として直接扱う標準入口の有無で判定。
転がり・ねじり抵抗6自由度接触幾何と接触モーメントで扱う。転がり抵抗モデルを接触部品として選ぶ。両方YADEは接触モーメント、LIGGGHTSは転がり抵抗部品として指定する。
弾塑性衝突弾塑性や履歴を含むモデル(Luding, InelastCohFrict系)がある。標準接触部品だけでは対応範囲が限定的。部分弾塑性・履歴の概念は近いが、標準部品の範囲と式が一致しない。
多面体体積接触多面体の重なり体積に基づく接触則がある。同じ形の標準モデルは見当たらない。YADEのみ重なり体積ベースの接触。
角ばった楕円体状粒子の接触専用標準経路は見当たらない。角ばった楕円体状粒子(superquadric)の表面接触と時間積分がある。LIGGGHTSのみsuperquadric 表面接触の標準入口の有無で判定。

代表式の見方

典型式比較ポイント
線形法線F_n = k_n u_n + c_n v_n剛性を材料から導くか、ユーザーが直接与えるかが違う。
ヘルツ法線F_n ∝ E* sqrt(R*) u_n^(3/2)有効半径、有効弾性率、減衰係数の定義が実装ごとに違う。
クーロン摩擦|F_s| ≤ μ |F_n|履歴せん断変位の更新、回転による履歴補正、壁接触で差が出る。
凝着F_nに引張抵抗またはJKR型凝着項を加える。YADEは破壊型の粒子モデル、LIGGGHTSは凝着部品として現れることがある。
転がり抵抗M_rを相対回転または接触力から制限する。YADEは接触モーメント、LIGGGHTSは転がり抵抗モデル名で指定する。

破壊・ボンド

目的YADELIGGGHTS-PUBLIC判定
岩石の割れ、既存節理、離散割れ目ネットワーク(DFN)節理性岩盤モデル(JCFpm)や割れ目流れエンジンがある。専用岩盤DFNモデルとしては見当たらない。YADEのみ
コンクリート・準脆性材料コンクリート粒子モデル(ConcretePM/CPM)がある。結合や凝着で近い用途はあるが、標準材料PMとしては別物。部分
結合生成/破断のトポロジ制御Pythonと接触物性で制御。結合生成(fix bond/create)と結合破断(fix bond/break)がある。両方